おはようございます、受付の寺島です。
入社してもうすぐ2年になりますが、先日初めて訪問診療に同行させて頂きました。
訪問診療は基本的に歯科医師と歯科衛生士が行かせて頂いています。
受付の私が伺ってもほとんど見学ですが、私にとっては本当に貴重な経験をさせて頂きました
私は昨年一緒に暮らしていた祖母を亡くしました。
祖母は生前、看護師の方のお世話にはなりましたが、口腔ケアは受けていませんでした。
祖母の舌があまりキレイではなかった事、乾燥を感じてか、マスクを好んでしていた事を思い出しました。
訪問先で歯科衛生士が指にガーゼを巻き、患者さんの歯肉や頬の裏側などマッサージをすると、患者さんは本当に気持ちよさそうでした
汚れが落ちるのはもちろんですが、口腔内の唾液腺のある所をマッサージして刺激することで、唾液が分泌され口腔内が潤うのですね。
今回お伺いしたお宅の患者さんはお話しが困難な方でしたが、歯科衛生士は処置中、言葉をかけながら、表情をよく見てケアを続けます。
前歯の裏側の歯肉の際・舌の先・舌の裏などキレイになったとき、患者さんのご様子は穏やかで、まるで「スッキリしたわ」とおっしゃっているようでした
訪問先での歯科衛生士の活躍を目の当たりにし、同じ歯科医院で働いている一スタッフとしてとても誇らしく思うと同時に、歯科医院に勤めなければ、このような歯科衛生士の活躍を知り得なかったかも知れないと思うと残念な気持ちになりました。
歯科衛生士という存在が、もっと注目されてほしいなと感じた瞬間でした。