こんにちは。歯科医師の大川です。
昨年の大晦日、私は地元の歯科医師会の会員による当番にあたり、東京都休日応急歯科診療所にて診療を行いました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、東京都では、各区ごとに歯科医師会というものがあり、活動の1つとして、(区からの依頼の下)かかりつけ歯科医院の休みが多い日曜日、祝日に、急患のための応急診療を行っており、会員の歯科医師が順番に担当をしています。
実は、一昨年の普段の日曜日にもこの休日診療の当番担当医として診療を行いましたが、その時の来院患者数は5〜6人でした。
時間にも余裕があり、一人ひとりの患者さんともきちんとお話しができました。
今回もだいたい同じくらいだろうと思っていたのですが、、、
なんと来院患者数は約30人!(毎年40人超えるそうです)
休日診療所の受付の電話は鳴り止まず、切羽詰まった方ややむを得なく痛みや腫れのある方など、1時間に4〜5名づつアポイントが入り、拝見しました。
できる限り、診療だけでなく患者さんとお話しする時間をとるように心掛けましたが、十分に対応することができず申し訳なく思っています。
これらのことを経て、特に年の瀬は忙しく、歯科医院を受診する時間をとる事は難しいかもしれませんが、休日診療という特別な環境では、十分な対応をする事が出来ない事もあります。
私たちも皆さんにこんな思いをさせないように努力しますが、患者さんにも出来るかぎり、我慢し続けたり、後回しにしたりせず、結果として、切羽詰まって休日診療に駆け込まないで欲しいと思いました。
もちろん、きちんと通われている方でも、突然の痛みや問題が起きてしまうことが多々有りますし、それまで全く問題が無くても突発的な事が起こってしまう事もあります。
突然の痛みや、問題は本当に心配になると思います。
その様な場合に、休日診療がきちんと治療を受けられる環境になれるようにしていければと思いました。