歯科医師の大川です。
今年のGWは、2週に渡り私の出勤日である火曜日が祝日となったため、皆様にアポイントのことで大変ご迷惑おかけしました。お詫び申し上げます。
さて、本日は親知らずについて良くある症例をお見せします。
下の写真は先日検診に来院した現在18歳の男の子のレントゲン写真です。
左が6年前のもので、右が先日撮影したものです。
何処が変化しているかお分かりになりますか?一目瞭然ですね
向かって左下(ご本人の右下に当たります)の親知らずが真横に生えてしまってますね。
これは何故でしょう。
実は顎(あご)にもう少し生えるスペースがあれば、6年前のレントゲンの見えているまま、きっと真直ぐ生えて来たのでしょう。しかしながら、そのスペースが無かった為、手前の歯に引っかかった点を軸に、根っこの成長する力が回転作用となり、このようになったのだと思います。
「何故親知らずは真直ぐ生えてこなかったか?」のこれが答えです。
因みに、歯が真横に生えても若い時に抜歯することで、とても抜きやすく、治癒も早く、良く治りますから、成長の段階でも検診を怠らず、何かあれば担当の先生に相談してみて下さい。