歯科医師の大川です。
関東も梅雨入りしましたが、皆さんはお元気ですか?
私は不覚にも梅雨入りの前に風邪を引きました。
さて下のレントゲンを見て下さい。
実は大人の歯が足りない(欠損している)のです。1本や2本無い方は良くおられるのですが、この男の子は多くの歯がありません。
実は近年多くみられるようになって来ていて原因は環境、遺伝的なもの、食べ物など色々言われてはいますが本当のところは不明です。
そして、これはとっても大変なことなのです。何と言っても、どんなに頑張っても子供の歯は一生は保ちません。失うのです。そして、大人の歯が無ければその部分は欠損になり、噛むことが出来ません。では、どうすれば良いのか?
まずは、無い歯は現在ではどうにもなりませんので、成長過程において、矯正治療により現在ある歯のみで噛ませることが可能か否かの判断、出来るのであれば矯正治療へ。もし現存の歯のみで噛ませることが不可能ならば、その後の補綴治療(インプラント、Br、義歯)への準備のため、必要なら空隙の確保を行うことが必要でしょう。
その為にも、出来るだけ早い診断が必要なことでしょう。
もしお子さんのお口で気になることがあれば気軽にスタッフへ相談してみて下さい。