こんにちは
歯科医師の川崎です。
先日、私は5月に生まれた娘のお食い初めを家族で行いました
別名、百日祝いや歯固めとも言われており、その名の通り生後100日のお祝いと食べる事に困らないように、また丈夫な歯になりますようにとの願いを込めての儀式です。
当日は尾頭付きの鯛はお店で焼いてもらいましたが、お赤飯を炊いたり、お吸い物、煮物、なますを作り、梅干しも用意しました。また、神社から歯固め石を拝借しました。歯固め石には小石のような固いものでも食べられるくらい丈夫な歯を赤ちゃんが授かるようにという願いが込められています。
用意ができたら、ご飯、お汁、ご飯、魚、の順で食べる真似を3回繰り返し、最後に歯固めの石をお箸で触って、歯茎にチョンチョンとつけて、丈夫な歯が生えてきますようにとお願いします。
この儀式は平安時代から行われていたそうです。僕は歯固めという言葉を初めて聞きました。人が幸せに長く生きるためには美味しいものを食べられる事が大事なんだなと改めて思い、昔から歯を大切にしたいという気持ちは変わらないんだなと実感しました。
人が生きていく上で大切な歯を守っていくのは歯科医の使命だと思うので、出来る限り今ある歯を残せるように頑張っていこうと思いました。