みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の白田です。
4月、出会いの季節ですね。
出会いと言っても人と人ではなく本との出会いもありますよね。
今日は私が出会い、励まされ背中を押してくれている大切な愛読書の紹介です。
写真にある2冊です。
著者は2冊とも押川真喜子さん。
当院が訪問診療を始めるきっかけを作ってくださりいつも支えてくださっている聖路加国際病院訪問看護ステーション元所長さんです。
まだ「訪問看護」という言葉が確立されていない頃にパイオニア的な活躍をされて、ついには聖路加国際病院に「訪問看護科」を立ち上げた方です。
この本には押川さんが訪問看護を始めてからの二十数年分の経験が凝縮されて書かれています。
訪問患者さんのこと、その方を支える家族のこと、サポートする訪問看護スタッフのこと。
それぞれの立場での葛藤・苦しみ・喜び・幸せなど・・・
押川さんは「出会ったひとりひとりの患者さんがご家族と在宅で一緒に過ごした時間が私の心の引き出しに今も生き続けており、宝物です。」と言っています。
そして「その引き出しは増えるたびに、私に勇気とやる気を与えてくれ、‘さあ、また明日から頑張ろう’と前を向かせてくれます。」とあります。
私は、訪問診療に限らず日々の生活でも上手くいかないことがあるとこの本を手に取ります。
そしてこの言葉に励まされ、背中を押してもらいます。
このような本に出会えたことを幸せに思います。
今、この2冊の本はこの春から中学生になる娘の本棚にあります。
薦めたわけでもなく彼女はいつ間にか読んでいたようです。
そして時々読み返しているようです。
あえて感想を聞いたことはありませんが彼女も背中を押してもらているのでしょうか?
そして何を感じているのでしょうか?
春、親子で同じ愛読書に出会えたことに小さな幸せを感じている私です
みなさんの愛読書は何ですか?