みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の白田です。
我が家では梅干し作りに忙しい時期となりました。
梅干し作りは青梅を追熟させて黄色い梅になるまで風通しの良い場所に置くことから始まります。
熟した梅のさわやかな香りがじめじめとした鬱陶しい気分を吹き飛ばしてくれます
その後、熟した梅は1ヶ月程塩漬けします。
写真は天日干しを待っている我が家の塩漬け中の梅です。
日本人の知恵にただただ感心するばかりです。
突然ですが皆さんは「誤嚥」をご存知ですか?
誤嚥とはお口にある唾液や飲食物をゴックンと飲み込んだ時に食道を通って胃に行くのではなく気道を通って肺に落ちてしまう状態です。
特にお口の中のブラッシングが十分でなくプラーク(細菌の塊)が残ったままの状態で唾液を「誤嚥」すると細菌が肺に落ちてしまうのです。
それが原因で肺炎になるものを「誤嚥性肺炎」と言います。
ご存知のように「誤嚥性肺炎」にかかるのは圧倒的にご高齢の方が多いです。
私は「誤嚥」そのものもご高齢の方に多いものだと思っていました。
・・・しかし以前に受けた講習会で驚いたのは、人間誰でも「誤嚥」しているとのことでした。
まさか私も
そう私もです。
人間は誰もが就寝中唾液を「誤嚥」しているそうです。
ではなぜ、みなさんが「誤嚥性肺炎」にならないのでしょうか?
よくブラッシングをしてしっかりプラーク(細菌)を落としているから
もちろん正解です
でも、磨いていない人・磨けていない人もいますよね。
答えは肺に落ちた細菌に負けない体力があるからだそうです。
結論を言うと「誤嚥」は誰でもしているということ。
「誤嚥性肺炎」にならないためには常日頃の体力低下を起こさないこと。
そして極力細菌を肺に落とさないために丁寧なブラッシングが大切だということ。
当たり前のことですがあらためて体調管理とブラッシングの大切さを実感しました