歯科医師の大川です。
二枚のレントゲン写真皆さんにはどう見えますか?
実は同一人物のレントゲン写真なんです。
左は初診時治療前のもので、右は治療後約2年半経って、最近、撮影したレントゲン写真です。
赤い丸の部分に注目していただければわかると思いますが、歯が寄って、重なっていますね。
その為、丸枠の左側は歯と歯の隙間が非常に広くなっていることが分かると思います。
では、何故こんなことになったのでしょう?
実は以前より、残念ながら上手に歯磨きを出来る方ではなかったのですが、大病をして 以来全く磨いていなかったそうです。
見て頂ければわかるように歯にはプラークや歯石が付き、歯肉は腫れ、歯槽骨が破壊され(歯を支えている顎の骨の吸収)、その結果、歯の移動を起こしました。
残念ながら、前歯の何本かは抜歯となります。
私自身予想していなかった速さで歯周病が進行していて、改めて、日常のケアや定期検診、予防の大切さを患者さんにもっと知ってもらいたいと言う気持ちになりました。