こんにちは、歯科衛生士の遠藤です
この前の土日に、インプラント・アシスタント・セミナーに参加し、インプラントの手順や準備、滅菌の方法など色々なことを勉強して来
ました。
ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センターというクリニックの院長先生と歯科衛生士さんに教わったのですが、一番印象に残ったのはセミナーの初日最初の院長先生のお話でした。
お話とは「暮しの手帖」という雑誌に掲載されていた内容についてでした。
その雑誌の編集者が、通っている理容室のご主人に「お仕事でいつも心がけていることはありますか?」と聞いてみたところ、「『添え手』という言葉がありますように、仕事はすべてその心持ちです」と答えたそうです。
それは『何をするにも、必ず手をやさしく添えて、次の動作なり行いを相手に知らせるひと手間をかける。見えなくともその先にいつでも生身の人がいることを忘れずに、単なる丁寧さだけではなく、相手をおもんばかった振る舞いと、少し先を読んだやさしさこそが、どんな仕事においても大事である』という意味でした。
歯科医院での仕事も同じことが言えます。
治療中、患者さんは何をされるのか分からない状態でとても不安だと思います。
先を読んで何をするのか声かけをしたり、緊張されている方がいたらその緊張が少しでも解れるようにお話をしたり肩を触れたりする…ということが『添え手』ということなのだと教わりました。
インプラントについてだけではなく、人としての振る舞い方も勉強させていただいた、とても濃厚な2日間でした。
これからも私は患者さんの気持ちをよく考えて行動するよう心がけながら、仕事を頑張っていこうと思います!