おはようございます。
歯科医師の大川です。
先月中旬、保育園の園児たちの歯科検診をしてきました。
昨年は創立1年目だった為、人数の足りてない学年もあり、わりと楽に検診出来たように思いますが、今年は全学年MAXの人数を見ることになり、その数が思った以上に大変でした。
また、検診日少し前に園より連絡があり、4、5歳対象に歯ブラシ指導を行って欲しいとのことでした。
(後で知ったことですが、それまで園ではお昼ご飯の後、歯ブラシをしていなかったらしく、この歯ブラシ指導後から、毎日行って行く予定でいたそうです。)
当日は、1歳児、2歳児、3歳児、4歳児と診た上で、染め出しが許された5歳児を検診しながら、一人一人その場でプラークコントロールの不足しているところに、染め出しを行いました。
全員の検診が終わった後、20人以上集まっている園児たちの場所に移動しました。着いた時は既に収集がつかないくらい騒いでいましたが、私が話し始めたら静かになり、虫歯のこと歯ブラシの仕方について真剣に聞いたり、質問に答えてくれたりしました。
さて、10分ぐらいの説明が終わったら、歯ブラシの実践です。
染め出しを行った5歳児は鏡を見てニコニコしてる子、ゲラゲラ笑う子、赤い染め出たところを頑張って磨く子、色んな反応がありましたが、各自が持参した歯ブラシを手にしてもらい、一人一人歯ブラシの握り方、歯への当て方や動かし方をチェック、実践させ終了しました。(今回、4歳児は話を聞くだけで歯ブラシを持参していないため、5歳児の実践を見ていました。)
もちろんまだまだ、一人ではできないので、ご家族の仕上げ磨きが必要なことは念をおしました。
今回、4、5歳対象にどう話し指導しようか、かなり悩みましたが、園児たちがとっても真剣に聞いてくれたこと、そして、ハミガキがとても大切なことを理解してくれたように感じ、とても充実感を得ました。