歯科医師の大川です。
朝晩がかなり涼しく、寒くも感じてきましたが、皆様は体調など問題はございませんか?
私の家族は風邪で寝込んでいます。皆さんもくれぐれも注意してお過ごし下さい。
さて、私は4月より実家近くの特別養護老人ホーム(以下特養)に摂食嚥下について学ぶため月に一回、通っています。
施設の職員の方から最近誤嚥性の肺炎で入院したとか、流涎(唾液がお口から流れ出る)が増えてきた、食べない(体重が減っている)、食事中咳き込むなど報告を受けた入所者に対し、地区歯科医師会所属の3名の歯科医師が実際の食事する状況を見て、食事姿勢、食形態、嚥下機能など様々な評価、診断を行い職員(看護師、ヘルパーさん、管理栄養士)のかたにアドバイスをしています。
そこに、私が加わり学ばせて頂いている状態です。
特養ですから、様々な介護レベルの方がいらっしゃいます。まず、診察の30分前に職員の方たちと我々Drが集まり、その日に拝見する入所者の入所前から現在にいたる疾病、食形態など様々な経緯を掻い摘んで話し合います。
施設には100名を超える入所者がいます。最近、入所してきて初めて拝見する方から、以前に評価したけれども病状が変化した方について再評価などを行っています。
まだまだ、手探りな状況ですが、しっかり学ばせて頂こうと思っています。