みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の白田です。
年が明けてようやく冬らしい寒さが続くこの頃です
インフルエンザの声がちらほらと聞こえるようになりました。
栄養・睡眠をたっぷりとって元気に冬を乗り切りましょうね
昨年の夏から年末にかけてはたくさんの方に中央区成人歯科検診・高齢者歯科検診を受けていただきました。
この高齢者歯科検診の検査項目に「パ・タ・カ・ラ検査」というものがあります。
それぞれパ・パ・・・・タ・タ・・・・カ・カ・・・・ラ・ラ・・・・を10回ほど言っていただくのです。
さあ、これから何がわかると思いますか?
実は物を飲み込む力が落ちていないかを調べる検査なのです。
私達は物を口に取り込んでごっくんと飲み込むまでの1秒もかからない中で以下の様々な動きを無意識に行っています。
①口唇を閉じる
②舌を上あごにつける
③舌に乗せている物を奥に運ぶ
④気管に物が入らないように気道の入り口を閉じる
上記のいずれかをせずに唾を飲み込んでみてください。
例えば口唇を閉じずにごっくん。
いかがですか?
舌を上あごにつけずにごっくん。
なかなか飲み込めませんよね
先ほどのパ・タ・カ・ラの意味。
「パ」は口唇を閉じられるか、「タ」は舌を上あごにつけられるか、「カ」は気道の入り口を閉められるか、「ラ」は舌を奥に送れるかの検査なのです。
どの言葉がはっきり言えないかがわかることにより物を飲み込む時にどの力が落ちているかわかるのです。
この「パ・タ・カ・ラ」は年齢に関係なく必要不可欠な動作です。
検査だけではなく普段からこの4文字を言うことにより飲み込む力を落とさないようにしたいですね。
この4文字が入っている言葉。
「パンダのたからもの」
お風呂に入りながらでも大きくゆっくり言ってみてください