こんにちは歯科医師の川崎です
私の娘は1歳8ヶ月になり、少し遅めですが歯が12本生えてきて、色々なものを食べられる様になっています。健康な子供の歯を虫歯にさせたくないですよね
聞いた事があるかもしれませんが、生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌が存在しません。虫歯は感染症で、多くは両親から感染します。一度虫歯菌に感染すると歯をすみかとして定着し、甘いものをえさにして繁殖してしまうのです
最近、『マイナス1歳からはじめる虫歯予防』という本を読みました。
子供を虫歯にさせないために重要な事は出産前からお母さんの虫歯予防をする事です。親の虫歯菌を減らす事により、2歳になるまで虫歯菌に感染させない、そして虫歯菌の定着を出来るだけ遅くする事が重要です
そのためには特にキシリトールガムが有効と言われています。
キシリトールガムの効果として
①虫歯菌の質(悪玉菌から善玉菌へ)変える事が出来る。
②唾液の質をネバネバからサラサラへ変えてくれ、歯垢を落としやすくする。
③強い歯質にするための再石灰化を促す。
④キシリトールは虫歯菌のえさにならないので、虫歯菌を減らす事が出来る。
キシリトールガムによって母子感染を減らし、感染したとしても悪さをしない善玉菌で虫歯のリスクを上げない様にする事が出来、感染時期を遅らせる事が出来ます。さらに、赤ちゃんと一緒に暮らすお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんもキシリトールを食べる事で、自分達だけでなく、赤ちゃんの虫歯の感染のリスクを減らす事が出来ます。
キシリトールガムの習慣によって、自分の虫歯だけでなく、子供の虫歯を減らす事が出来る一石二鳥な習慣を妻にも実践させようと思います