こんにちは、歯科医師の田村です。
先日、来年度の研修医との面接のために大学に行く機会がありました。
この面接は研修医になる学生さんと研修医を受け入れる医院とのお見合いみたいなものなんです。
面接をした結果の双方の希望を大学が検討して来年度の研修先が決まるのです。
研修医になる学生さんも将来どんなことをしていきたいか考えて希望を出さなければいけないのでいろいろと質問をしてきます。
私も当院の考え方をお話ししてきたのですが、他の病院の先生方の声が聞こえてきて少し考えてしましました。
なぜかというと、歯科治療という同じ目的のはずなのに考え方が全く違うからです。
一番耳がダンボになったケースはある治療法についてです。
それは入れ歯についてです。
ある先生のところでは、総入れ歯はやっていないとのことです。
「東京みたいな都会ではそれを選ぶ人はいないでしょう」とおっしゃていました。
また、少し特殊な入れ歯があるのですが、「そんなの今時やっている病院はないよ」ともおっしゃっていました。
色々な考え方があるのは良いことですが、決めつけてしまうのは如何なものかと感じました。
当院では、可能な限りその患者様にとって最良の治療法をお話させていただき、納得いただいた上で治療法を決めていただきたいと思っています。ですから、その患者さんにとって総入れ歯が最良であれば当院ではその治療をします。
治療法について、どんな小さなことでも疑問や不安がありましたらスタッフに声をかけてください