こんにちは、歯科衛生士の笠原です。
先月末、78歳の誕生日を迎えた母に「お誕生日おめでとう」と電話をしました
住まいから実家まで、電車で2時間近い距離に居るため、中々会いに行くことは出来ないので、せめて母の日と誕生日には必ず電話をかけるようにしています。
認知症の治療をしているとはいえ、まだまだ元気な78歳で、今は週三回のデイサービスを受けに施設に足を運ぶことを楽しみに、毎日を過ごしているようです。
一般的に高齢になると、体が疲れやすくなったり、足腰が思うように動かなくなったりすることで外出を避け、引きこもりやすくなってしまうと思われている高齢者の引きこもりですが、実は歯の健康状態も、重要な要因になることがあるようです。
歯の健康状態が悪いと、食事をしたり、人と会話をするのが億劫になったりして、こもりがちになってしまう…。
ご存知の方も多いと思いますが『80歳まで20本の歯を残す』という『8020(ハチマルニイマル)運動』ですが、20本という数は全部の歯の7割に相当し、咀嚼機能を維持するのに必要な本数だそうです。
幸い母の歯は、まだ20本以上残存し、一部入れ歯ではありますが、食事も会話も支障ないようで、あまり不便を感じていない為、歯科を受診する事もめっきり遠のいてしまっている様子です。
「気付かないうちに歯周病や虫歯になっていることもあるよ」と話をしますが、所詮娘が言う事だからか、中々受診するまでに至りません
中央区では只今の期間、高齢者歯科検診を推奨し、無料で検診が受けられる受診券を、年齢により6月から配布しております。
当医院でご予約を受け付けていますので、歯科から遠のいてしまったり、日常ではあまり不便を感じていない方も、お気軽にご連絡下さい。
いくつになっても美味しい物を食べ、たくさんの方々とコミュニケーションをとり、楽しい毎日を送れるよう、歯の大切さも忘れないで下さいね