こんにちは、歯科衛生士の笠原です。
中1になる我が家の息子は、大の炭酸飲料好き。夏はもちろん、寒い冬にもよく飲んでいます。
『酸は歯を溶かす』という言葉通り、歯にとって酸は天敵
歯科衛生士の私としては、とても心配なところですが、親の話を聞く耳などなく、無視され続けています
酸により特徴的に溶かされてしまった歯を『酸蝕歯(さんしょくし)』といいます。
実はこれ近年増加中で、虫歯・歯周病に継ぐ第3の口腔疾患のひとつとして注目されているのです。
人の歯は常に「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。しかし、炭酸などを摂取すると「脱灰」が過剰に起こり、歯は溶けはじめてしまい『酸蝕症』になってしまうのです。
「脱灰」が始まるのは食後すぐで、その間に歯磨きをしない方が良いという説もあります
酸に溶けた歯の表面は柔らかく、すぐに歯磨きを行うことで削れてしまうからです。
でも放置してしまうのも、『酸蝕症』を引き起こしてしまわないか心配ですよね
勿論酸を摂取しない手段もありますが、中々言うことを聞き入れてくれない子供の場合などは、日頃から歯の質を強くするためにフッ素の使用がおすすめです
『フッ素洗口』『スプレータイプ』『歯磨剤タイプ』など様々なタイプがあります。
使いやすさや年齢などにより、どんなタイプがよいか異なるため、是非スタッフにご相談下さい。
酸に負けない、強い歯を作りましょう