こんにちは歯科医師の川崎です
我が家の息子も6ヶ月半になり、離乳食を始めました
離乳食の開始時期は、固形物を口に入れると口の外へ排除しようとする舌の反射(舌挺出反射)が消失する5ヶ月頃と言われていますが、最近はアレルギーが起きないように遅くなっていると聞きました
うちの息子は僕たちの食事を食べたそうにもぐもぐしながら見ているので、6ヶ月頃から10倍粥を始めました。最近はほうれん草や人参、かぼちゃ、豆腐などをペースト状にし食べさせ、色々な食べ物に挑戦中です
はじめの5、6ヶ月の時期は食べ物に慣れさせる時期で、汁状、ペースト状のものを飲み込んでいきます。その後は粒状から一口大に形を変えていくと、徐々に口の動かし方、舌の使い方を覚え、すりつぶす事が出来るようになります。そして、1歳を超えると飲み込み(嚥下)の仕方も大人と同じになっていきます
先日、保育園の給食体験に参加し、段階に合わせた離乳食を教わりました。形状も大事ですが、もう一つ大事なのが味付けです
乳児は腎臓の機能が未発達なので、塩分を控える必要があり、素材の味程度で調理する必要があるそうです。味付けにはだしをうまく使うと、塩分を入れなくてもうまみがでて良いみたいですよ
この時期にだしの味を覚えさせる事は大人になってからの健康にも良いと言われています。なぜかというと、砂糖や脂肪には美味しいと感じ、もっと食べたいという中毒性があります。これが生活習慣病を悪化させていたり、虫歯を増やしたりしています。だしにも美味しいと感じ、中毒性があるという事が最近分かってきて、子どもの時にだしの美味しさを分かるようになると虫歯予防や生活習慣病の予防に繋がっていくと考えられています
健康のためにも歯のためにも離乳食などの子どもの時の食習慣が大事だと感じ、食育にも興味を持つことが出来、今後の臨床に活かしていきたいなと思いました