みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の白田です。
いよいよ梅雨が明けて暑さ本番
元気に夏を乗り切りましょうね
我が家は中学3年生の娘が受験に向けてまっしぐら
部活も勉強も悔いのないように過ごしてもらいたいものです。
その娘が15歳になりました。
彼女が15歳になったら決めていることがありました。
それは「ドナーカードを持つ」といういことです。
初めてドナーカードを持ちたいと言ったのは小学校6年生の時。
調べてみたら15歳以上とあり断念(今は15歳未満の子は親の同意があれば臓器提供ができます)。
そして15歳になり念願のドナーカードを持つことができました。
ドナーカードとは「臓器提供意思表示カード」とも言います。
私はこれを持つことですべて臓器提供の意思表示をするのかと思っていました。
しかしよく見てみると次の3つの選択肢がありました。
①脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植のために臓器を提供する意思
②心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供する意思
③臓器を提供しない意思
正直、ドナーカードを持ちたいと言われた時は驚きました。
すぐには返事ができませんでした。
人は当たり前の毎日の中で「自分や家族の死」を考えることは、なかなか無いと思います。
きっと彼女は何かをきっかけにそれを考えたのだと思います。
ドナーカードを持つことには人それぞれの意見があると思います。
でも私は3年待って考えを変えなかった彼女の意思を尊重することにしました。
父親が家族のサインを書く前に何度も本人に意思を確認しましたがやはり変わらず。
ドナーカードを持った娘が一言。
「免許証の裏にも臓器提供の意思表示ができるよ」
免許を取って〇十年。
初めて知りました。
当たり前の毎日が必ず廻るとはかぎりません。
だからこそ万が一の時の事を考えることが大切なのだと思います。
そして当たり前の毎日に感謝をして一日一日を過ごしていこうと思います。