こんにちは歯科医師の郡司です。
9月も折り返し地点となり、秋が深まって来ました。
秋刀魚の季節です!
秋刀魚は好きだけど、骨がたくさんあって食べる気にならない…と思っているそこのあなた!!!
秋刀魚は栄養豊富な食べ物なのをご存知ですか?
抗血液凝固作用のある EPA、脳の発達の維持に効果のある DHA、二日酔いに効果のある ビタミンB3(ナイアシン)、貧血予防に 鉄分・ビタミンB12、
そして、骨をつくる カルシウム、
また、そのカルシウムの吸収を促す ビタミンD などなど……
カルシウム。大事ですね。カルシウムといえば、実は、歯にも関わりがあります。
歯は、カルシウムイオンとリン酸イオンを含むハイドロキシアパタイトにより構成されており、唾液やプラークにあるカルシウムイオン、リン酸イオンと平衡状態を保っています。
食事をすると、虫歯菌の出す酸により、平衡状態を保てなくなり歯が溶かされます。
これを脱灰(だっかい)と言います。つまり、初期の虫歯です。
カルシウムときくと、骨や牛乳をイメージしがちですが、歯にも深く関わっているんです。
だからと言って、カルシウムを摂取すれば虫歯にならないというわけではありません。
偏りない食事をし、食事をした後は必ず歯を磨く、これが大切です。
この秋、食べ物の栄養を少し考えながら食事をして過ごしてみてください。