こんにちは。歯科衛生士の一之瀬です。
9月22日からの3日間は仙台で開催されました日本口腔インプラント学会に参加してまいりました。
仙台は朝夕は気温も低く、東京よりも一足はやく秋模様でした。
学会初日は開催地が仙台ということもあり被災地の視察に仙台市内の荒浜と名取市の閖上を訪れました。
荒浜小学校は校内を見学し津波の恐ろしさを改めて実感しました。荒浜地区は現在も危険区域になっており、住宅は1軒もなく時が止まったかのようでした。
一方で名取市は防波堤をつくり、地盤を高くし復興に向って進んでいるようで住宅建築がラッシュでした。
3・11の震災から7年目を迎え時の速さと復興にかかる時間の長さや労力の大きさを感じました。
今回の被災地視察には地元仙台の歯科衛生士さんの方々がご尽力してくださり、マイクロバスをチャーターし語り部さんにも同行していただきました。
語り部さんに「今、私達に出来ることはなんですか?」と訪ねました。
語り部さんは「忘れないことです。それが風化させないことに繋がります。」とおっしゃっていました。
あの震災は私自身も帰宅難民となり地震の怖さを初めて体験したものでした。ですが、ときの流れとは恐ろしく段々と忘れかけていたのが現状です。語り部さんに言われたことを忘れないようにしたいと思います。