こんにちは、歯科衛生士の太田です。
朝晩と寒さが少しづつ厳しくなって来ましたね。寒さが苦手な私は凍えています。
先日、1年半の治療を終え3ヶ月ぶりにメインテナンスにいらした患者さんが来院されました。
特にお変わりなく過ごされていたとのことですが、お口の中を確認したところ右上の一番奥の歯が欠けていたのです
歯の咬む面に金属の詰め物が入っているのですが、その金属と歯の境目の所が小さく欠けて段差になってしまっていました。痛みやしみる症状がなかったのでご本人は気づかなかったようです。
このままにしてしまうと段差に汚れがたまり虫歯になってしまうことが考えられるので、今後治療をしていくことになりました。
今回、歯が欠けてしまった原因は歯ぎしりが考えられます。
人間は安静にしている時や就寝時、上の歯と下の歯は噛み合っておらず隙間が空いているのですが、何らかの理由で歯ぎしりやくいしばりをしてしまうことがあります。就寝中は力のコントロールができないのでものすごい力がかかり歯や顎の関節に負担がかかてしまいます。
治療が終了したら上の歯にはめるマウスピースを作製することになりました。マウスピースを入れることにより歯と歯が直接当たらないようにして、歯への負担を少しでもなくしていきます。
私も歯ぎしりをしますので数年前からマウスピースをしています。マウスピースをしないと、自分の歯ぎしりの音で目が覚める程です。
皆さんの中にも、歯科医院やご家族から歯ぎしりを指摘されたり、起床時に顎の関節が痛かったり疲労感があったりしている方はいませんか?
当てはまる方や心配な方は一度、歯科医院で相談してみてください。