こんにちは。歯科医師の大川です。
灼熱の暑さが続いていますが、皆様体調は如何ですか?
今回は特別養護老人ホームの新患者さんの話です。
昭和6年生まれのおばあ様ですが、とても多くの歯が残っています。
一見、頬側からは問題無いように見えるのですが、口が大きく開かないからか全く磨けておりません。
その為、舌側には歯が見えないほど多くの歯石が付着していました。
ここまでたくさん付いていると、どれだけ塊で取れるか挑戦したくなってしまいます。
職業病ですかね。
歯石は表面がざらざらしていますので、口腔内の細菌をたくさん付着させます。
それが歯周病や虫歯のリスクをあげます。皆さんはこんなに付く前に取り除くようにして下さいね。
この方は口をなかなか開けてもらえず、開口幅も小さいため、
今後除石に苦労しそうですが、今後、しっかり取ってあげたいと思います。