こんにちは、歯科衛生士の笠原です
中々蒸し暑さが抜けませんが、体調を崩したりしていませんか?最近通勤の電車内で咳をされている方をよく見かけます。朝晩の気温の変化にも注意が必要ですね
さて、我が家の5歳の娘にとうとう6歳臼歯が生えてきました
6歳臼歯は5〜6歳ごろに、一番奥の乳歯の更に奥に生えてくる永久歯で、噛む力が強く、噛み合わせを決めるとても重要な歯です。もちろん永久歯なので生え変わることはありません。
一番奥に生えてくるので『手前の乳歯が邪魔をして見にくいために気付きにくく』、『噛む面の溝が複雑で汚れが溜まりやすく』、『生えて間もない時期は歯の質が未完成で、表面のエナメル質が柔らかい』ために永久歯の中でもダントツに虫歯に成りやすいのが特徴です。
一生使う永久歯なのに早々5歳ごろからしっかり守っていかなければならないのです。
道のりは長い
小柄な子なので「生え変わりも遅いのでは?」と、どこかでまだ先だという気持ちが働き、特に注意して見ていなかったので、発見した時はとても驚きました。
このように少し歯肉が被り、前の歯より低く生えているので磨きにくく、意識しないと歯ブラシも当たりません。
仕上げ用の歯ブラシでは、歯肉もこすってしまい傷付けてしまいます。そんな時は『プラウト』や『ピーキュア』という一歯磨き用の歯ブラシがおススメです。
他の場所はどうかと念のため確認しましたが、まだのようで少しホッとしました。一生使う歯なので虫歯にはしたくないし、そのためには無駄に早く生えて欲しくない!と思ってしまいます
しかし当の本人はそんな心配をよそに、「お姉さんの歯が生えてきた」と言って大喜びです。
大切にしようという意欲も生まれ、以前は磨こうと促しても中々その気になってくれませんでしたが、自分から歯ブラシを準備して「磨いてっ!」と催促するようになりました
今後、更に他の6歳臼歯が生えてこないか、しっかり見張っていこうと思います