こんにちは
歯科衛生士の橋本です。
葉桜のみぎり、皆さんはいかがお過ごしでしょうか…?
この度は体温についてお話をしたいと思います
まず体温測定とは、体の内側の温度を計測することですが、直接測定することは難しいため、比較的この温度に近い値を示す脇の下の温度やお口の中の温度、または直腸温を測定します。
人間は皮膚の血管の拡張や汗をかくことなどにより身体の表面から放熱したり、皮膚の血管の収縮や震えなどによって身体の表面からの放熱を減らしたりして、体温を一定に保ちます
体温は一般的に脇の下の温度で36.0℃〜37.0℃ですが、個人差があるので、評価には普段の平熱が必要です。
また、体温は測定する時間によっても変動します。午前2時〜6時が最低で、午後3時〜10時が最高値を示し、その温度差は1℃以内といわれています。
そして体温の異常な上昇には高体温と発熱の2種類が考えられます。
高体温は運動や高温環境のときにみられます。体温調節のバランスは正常で、運動を止めたり、涼しい場所などに移動したりすることで正常な体温に戻ります。
しかし、発熱は、体温調節の仕組みが妨げられていることから、涼しい場所などに移動しても元には戻りません
発熱の原因としては感染症などが考えられます。ご高齢の方では体温においても個人差が大きいといわれていますので、普段の様子(体調が良いときの体温など)を把握し、顔色や表情の変化を読み取ることが重要です
それでは、急に寒さがもどることもございますので、お身体を大切になさってくださいね