こんにちは。歯科医師の郡司です
今、世界中、日本中で色々なことが起こり、環境変化しています。
この写真は2年前に熊本で撮ったものです。
7月初めの九州を襲った大雨による災害。2年前はこんなことが起こるとは誰も思っていなかったことでしょう。
この先不安なことばかりですが、前を向いて、自分たち一人一人ができることをやっていくべきだと改めて感じました。
さて、自粛生活も4月の初めの緊急事態宣言からもうすぐ4ヶ月になります。
色々制限されていた中で、今皆さんが習慣にしていること、手洗いについてお話しします。
もちろんコロナウイルスに関係なく、手洗い・うがいは大事なことです。手には皆さんが思っている以上に、見えない菌がたくさん潜んでいます。
手洗いといっても、水洗いでは菌は落ちません。石鹸を使うことが重要です!
石鹸の効果である、界面活性作用により皮膚表面の細菌や汚れを浮かせ、取り除きます。しっかり手と手を擦り合わせることで泡立ちが増し、皮膚表面だけでなく、角質層の細菌も浮かせることができます。この泡には浮いてきた細菌がたくさんついているため、しっかり洗い流すことも重要です。
手洗いは時間をかけることも大事だと言われています。どんぐりころころの歌を2回歌う長さがいいと世間では言われています。
手洗いで洗い残しが多い部分としては、指と指の間・手首・指先、特に爪の下です。
爪の下には、石鹸の泡が行き渡りづらく、また拭き取りの際に湿ったままの状態であるため、細菌が繁殖しやすいのです。しっかり拭き取りましょう。
また、手指のアルコール消毒を併用することが大事です。
〜爪の下にアルコール消毒液を行き渡らせる、正しい消毒方法〜
1.片手のひらに消毒液を溜める。
2.反対側の手のひらに爪を下に向けて消毒液をうつしかえ、たまった消毒液を爪に擦り込む。
3.同様に、反対側の手のひらに爪を下に向けて消毒液をうつしかえ、爪に擦り込む。
4.手のひら、手の甲、指の間、手首に擦り込む。
です!
改めて、手洗い方法について見直してみてはいかがでしょうか?
私は爪のケアも定期的にしています