歯科衛生士の松尾です。
暑い日が続きますね
クーラーをつけずに熱中症になったというニュースを時々耳にします。みなさんもクーラーをつけてしっかりと体調を維持しましょうね。
さて、先日歯科衛生の吉崎が、歯のないところを補うには三つの方法があると書きました。
- 入れ歯
- ブリッジ
- インプラント
です。患者さんにはよく「どれがいいの」と言われますが、それぞれ長所短所があるため一概に「これが一番いい」とはいえません。
それでは、どんな長所短所があるでしょうか。
入れ歯は、入れるまで治療がとても簡単です。型を取れば出来上がります。隣の歯が詰め物があってもなくても問題がありません。しかし、狭い口の中でずっと異物が入っている状態ですから違和感があります。またCMなどでよく見かけるように、細かいものが隙間に入ったり、食事でのトラブルはあるようです。
ブリッジはどうでしょうか。橋のように被せ物が渡るので違和感はありません。自分の歯が土台になっているので食事の時にも問題は起こりません。しかし土台になる歯にも金属をかぶせるため、両隣がもしも虫歯がない歯だったり、治療が必要ない歯だったら、せっかくの健康な歯を削ってしまう必要があります。
インプラントは骨に金属の土台を埋めて人口の歯を作ります。周りの歯を削ったりすることはありませんが、他の二つと違い外科手術です。入ってしまえば問題なく食べられますし、見た目もご自分の歯と同じように白く綺麗に仕上がります。また、お金や期間がかかります。
これらの長所と短所は一部分だけですが、それでもその方のお口の中や考え方によって、「一番いい」が変わってくるのがお分かりだろうと思います。
もっとも、私たちの考える「一番いい」はやはりご自分の歯を長く使っていただくことです
一度虫歯になった歯は、治療をして白くなったとしても、それは治療をした歯です。治療をした歯はしていない歯と比べて再度虫歯になる可能性がとても高く、注意が必要です。
なるべく虫歯にならないように、今ある歯を大切に歯磨きをしてください。
そのためのお手伝いをぜひ私たちができたらいいなと思います