こんにちは、歯科衛生士の笠原です。
少しずつ木々の葉も色付き始めそうな陽気になってきましたね。
桜が咲く頃はコロナの厳重警戒真っ只中で、お花見どころでは無かったのを思い出します。紅葉刈りのこの季節、皆様はどのように過ごされる予定ですか?
感染予防を徹底しながら、日常生活を楽しめるといいですね。
さて、老化現象は誰しもいつかは何かしらの形で経験するものですが、お口の中ももちろん加齢と共に変化が見られます。
歯がすり減る、歯肉は弾性が低下し退縮する、唾液の分泌量が減少する、口腔清掃の機能低下で細菌が増える、など様々な事が起こってきます。
私も最近歯肉が退縮してきているのか、前歯が長く伸びたように見えたり、知覚過敏(冷たいものがしみる症状)に悩まされています。
特に歯磨きの際、歯ブラシを当てるとピリッと痛みます。
歯ブラシを当てるのをためらうくらいキーンと痛む時もあるので困ります。ホームケアで、フッ素が入った歯磨剤を使用したり、歯ブラシで強く擦りすぎないようにしたり工夫しています。
知覚過敏は、日常的な歯ぎしりや食いしばりでも起こります。加齢が原因かどうかによって対処方法が違います。
又、とても歯磨きが上手でお口の環境も清潔に保たれていた方が、ある時(年齢)から歯磨きが上手く出来なくなり、徐々にお口の環境も悪くなってしまうことがよくあります。更に唾液の分泌量が減少し、口の乾きを不快に感じたり、口臭が気になってくる方もいます。
加齢かそれ以外に原因があるかは、定期的な検診やクリーニングを積極的に受けて原因を知り、一つでも緩和していけるようにしましょう。