おはようございます。
歯科衛生士の早川です。
立冬も過ぎ、これからは冬本番へと季節が移り変わっていきますね。全国的に新型コロナウイルスの感染者数が増加し、第3波がきているといわれ、マスク生活が長期化しています。夏には蒸れを防ぐ速乾性のあるタイプが流行しました。寒くなってくるとマスクをしている方が、顔に風が当たらず少し暖かく感じますね。しかし、マスク生活が長いことでお肌にトラブル、お口のトラブルが出ている方も多いのではないでしょうか。
実は、マスクを使用していることで口腔内はとても乾燥しています。
コロナ禍で対人とのコミュニケーションが少なくなり、会話が減り笑顔が出なくなる。
すると表情筋が動かず、唾液の分泌が減少してしまいます。
乾燥すると、粘膜が傷つきやすく口内炎ができやすくなったり、歯の表面にプラーク(細菌の塊)が頑固に付着し、虫歯、歯周病が進行してしまうことがあります。
唾液の働き
①口腔粘膜の保護
②洗浄作用
③抗菌作用
④緩衝作用(口腔内のPHを中性に保つ)
⑤初期虫歯の抑制
唾液というのはとても重要な役割をしていて、またサラサラの唾液をたくさん分泌させることは
私たちの健康には欠かせない重要なアイテムです。
残念ながら新型コロナウイルスでは、飛沫感染と言われ唾液が悪者になっています。
私はマスクの下では、キシリトールガムを噛み常に唾液の分泌を促進させています。またマスクをしていると表情がわかりにくいものです。意識して表情筋を動かし笑ったり、挨拶や会話も楽しみたいと思っています。もちろんソーシャルディスタンスは保ちつつ
世界中の人がこのコロナ禍でマスクを着けています。
口腔内の健康が、全身の健康にも繋がります。マスクの中でも質の良い唾液を分泌させ、口腔ケアを積極的に行っていきましょう。