こんにちは、歯科衛生士の松尾です
みなさん花粉症はいかがですか、と最近拝見する患者さんにお聞きすることが増えました……。
国民病なんて言われることもありますが、花粉症の人が多くなりましたね。
かくいう私も花粉症です。
今年は先月からくしゃみが、3月に入ってからは目のかゆみも止まらず……
毎日薬を飲んでどうにかしのいでいますが、薬を飲んでも辛いことがあります。
眠気 そして口の渇きです
眠気に関して仕方がないと半ば諦めているのですが、歯科業界で働く身としては口の渇きはとても気になるものです。
口が乾くことの弊害はいろいろあります。
例えば唾液の量が少なくなると、お口の中の自浄作用(綺麗になる作用)が低下します。つまりプラークがつきやすくなるのでその分虫歯になるリスクが上がってしまいます。そのうえ、プラークがたくさんつくので口臭も増加します。
たとえば日常的に唾液の量が少なく常に口が乾燥している方だと、舌がヒリヒリしたり食べ物が食べにくくなる、会話がしづらいといった症状もあらわれるようです。
花粉症の薬による弊害ではありますが、薬だけではなく病気が原因のこともありますし、ご自身の癖や習慣が原因のことがあります。たとえば口呼吸をしている、鼻で呼吸をしていても口唇がぽかんと開いている、などで口が乾くこともあります。
唇が空いている、口をポカンと開けている、というのは特にお子さんによくみられます。みなさんの周りでも小さな子供が口を開けたまま何かしている姿を見たことがあるのではないでしょうか。
唇は、閉じていることで口の中の保湿だけでなく歯並びを整えるのにも一役かっています。
みなさんもマスクの中で口を開けていたり、口で呼吸をしないように気をつけて、マメに水分をとって花粉症の時期を乗り越えましょう