こんにちは歯科衛生士の笠原です。
今年も残すところあと2週間となりました。皆さまにとってこの一年はどのような年でしたか?
先日、8歳の娘がお腹を壊しました。最初は風邪かな?と思い様子をみていましたが、お腹をくだす以外は何も症状がありません。
それなら何か悪い物を食べた?と考えましたが、家族で同じものを食べていて他の誰にも変化がなく、理由が今ひとつ見つからない…という事がありました
とりあえず様子をみながら過ごしていましたが、気付くといつもモグモグ口を動かしているので「何か食べてるの?」と尋ねると、キシリトール入りのガムを噛んでいると言うのです。娘はキャラメルやグミが大好きで常に食べているのが習慣になりつつあった為、数日前からキシリトールガムに変えるためボトル入りの物を置いてありました。
中を確認してビックリもう半分ほどが無くなっていたのです
キシリトールは虫歯菌の働きに作用して酸を出しにくくし、その結果虫歯になりにくくする効果があり、虫歯予防にはとても心強い食品です。しかし一度にたくさん摂取すると、お腹を壊す場合もあるのです。
どうやら娘のお腹の不調の原因は、このキシリトールを一日にたくさん食べた事で起こった症状でした。食後に2〜3粒、キャラメルやグミを食べたくなった時に1〜2粒を数回と、凡そ一日合計7〜8粒くらいを食べていました
キシリトールでお腹がゆるくなる場合がある事は私も認識していましたが、実際自分がお腹を壊した事がなかったため、改めて事実を再認識しました
娘には、大人と子供では食べてよい量に違いがある事を説明して、一日の数を4〜5粒までと伝えて以降、お腹を壊す事は無くなりました
大好きなキャラメルやグミは、今のところキシリトールガムに変わり「食べちゃダメ!」とお小言もひとつ減り、冬休み中穏やかに過ごせそうです
虫歯予防に有効なものは他にも色々ありますが、正しい使い方をする事が大切です
ご心配な事があれば、スタッフにお尋ね下さい。私のような経験も交え、お子様にとって有効な方法をアドバイスさせて頂きます