みなさんこんにちは
歯科衛生士の橋本です。
今回は、食物繊維の栄養的意味についてお話をしたいと思います。
復習するきっかけになったのは、サービス付賃貸マンションに住まれている患者さんの唾液検査を行った際に、とある1週間の献立表を見せてもらったことです
さて早速ですが、食物繊維の働きについてまとめてみました
①血清コレステロール値の上昇抑制作用
食物繊維を十分摂取していると、血清コレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化などの生活習慣病を予防します。
②血糖値上昇の抑制
食事中の食物繊維を増加させることによって血糖値の上昇が抑制され、インスリンの消費も節約され、糖尿病を予防します。
③排便促進作用
食物繊維が多いと便の容積、水分が増し、また、腸の蠕動運動を高めて便通をよくします。
④有害物質の吸着作用
大量に摂取すると毒性を示す食用色素、界面活性剤などを吸着し、体外に排出します。
⑤肥満の予防
食物繊維はヒトの消化酵素では分解されないため、エネルギー源になりにくいです。しかも糖質、脂肪などの肥満の原因となる栄養素の吸収を妨げるので、肥満を防ぐことができます。
⑥満腹感を得やすく、食べすぎを防ぐ
食物繊維を含む食物は一般に固めで、よくかむことによって満腹感を得やすく、食べすぎを防ぎます。
食物繊維の多い食品は、穀類、豆類、種実類、野菜、いも類、海藻などです
豆類は食物繊維が豊富ですが、大豆を加工した豆腐には、食物繊維が含まれていません。
一方、豆腐の加工過程でできるおからには、食物繊維が多く含まれます。
また、野菜類はサラダなどより、煮物、お浸しなどのほうが、多量に摂取しやすいです
子どもの朝食欠損についても興味があるので、今後も様々なことを勉強して、栄養指導も行っていきたいです
それでは、まだまだ寒い日がつづきそうです。
体調をくずされませんよう、お気をつけてお過ごしくださいね