こんにちは、歯科衛生士の太田です。
あっという間に6月に入ってしまいましたね。この調子で月日が流れてて1年の半分が終わってしまうんですね…
今回のテーマのチーム医療についてお話ししますね
チーム医療とは、患者さんを中心として、複数の異なる職種の医療専門職が協力して治療やケアに当たることです。
歯科医院の治療も、患者さんを中心に歯科医師と歯科衛生士、歯科技工士、受付等が連携するチーム医療です。歯科衛生士は、予防処置や保健指導の他、患者さんと歯科医師、そして歯科医師と他スタッフの意思疎通をスムーズにして、チームでの治療効果を高める役割もあると考えています。
私は訪問歯科診療に出させてもらっています。
訪問歯科診療では、さらに多くの多職種のスタッフの方々が関わるようになります。主治医にケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパー等と連携をとり患者さんとご家族を中心に治療やケアを進めていきます。また、嚥下や咀嚼機能が衰えている患者さんに対しては、言語聴覚士、作業療法士、管理栄養士とも連携を取るようになります。
今回のブログのテーマがチーム医療になったのは、私の叔父夫婦が介護が必要になってしまったからです。
叔父夫婦は私の自宅から3時間ほど離れたところに住んでいます。コロナの影響で3年ほど会っていませんでした。そんな中、叔母を介護中に2人で転倒してしまい、二人とも介護が必要になってしまったのです。
夫婦2人で暮らしていたのと私が叔父夫婦の元へ行けるのも頑張っても週に1回…。ケアマネージャーや訪問看護師、ヘルパーさんにどうしても頼らざるを得ませんでした。
叔母に関しては食欲が落ち、食べても誤嚥のリスクが高く胃瘻(おなかに開けた穴にチューブを通し、直接、胃に食べ物を流し込む方法)が検討されました。胃瘻の提案が上がり結論を出すまで色々な職種の方が叔父や私たち家族に寄り添ってくださり、叔母にとって何がベストなのかを一緒に考えてくださいました。本当に助けられました。
医療人として、訪問歯科診療に携わる身として見習わなくてはいけないところがたくさんあり学ばせてもらったと思います。
今後の診療で先生と患者さんの架け橋になり、技術面だけでなく、気持ちの面でもあなたにだったらお口の中を任せてもいいと言ってもらえる歯科衛生士に成長していきたいなと思っています。
今後もどうぞ宜しくお願いします