こんにちは、歯科衛生士の笠原です毎日暑い日が続きますね。
今年は過去最も早い梅雨明けで雨量も平年の半分くらいだそうです。電気不足に続き、水不足も心配な夏の始まりとなりました。
ここ数日は毎日熱中症警戒アラートが発令されています
33度以上の猛暑で、各地で熱中症関連のニュースを目にします。
つい先日、家の前で見慣れない年配の方が、具合が悪そうに座り込んでいました。物凄い汗とその様子で、熱中症かもと思いゼリータイプの栄養補助食品を飲ませ、首や脇の下を保冷まくらで冷やしてうちわで仰ぎ、声を掛け続けて暫くすると話が出来るくらいに回復
よくよく話を聞いてみると、携帯もお金も、水分も何も持たず散歩に出たあと、家が分からなくなって探していたようでした。
なんと、3駅先の地域から3時間以上歩き続けてたと
はっきりと住所が分からないようでしたので、ある程度体調が回復したため警察に届け出て、保護してもらうという出来事がありました。
炎天下の中、そんな長時間、水分補給もなく歩き続けたら、熱中症になって当然です
その方は80才で「毎日4時間は歩いていて、こんな事は初めてだ」「参ったなー」と何度も何度も繰り返し呟いていたのが印象的でした。
毎年暑さは上昇傾向にあり、ゲリラ豪雨など異常気象続きです。
『昔』の感覚で過ごさず、『現在』の環境を把握し行動するのは『慣れ』が邪魔をして、特に年配者には受け入れるのが難しいのかもしれません。
その方は家族からも捜索願いが出されていた為、無事に家に戻ることが出来たと警察から知らせがきました。周りが気にして見守る事で熱中症は防ぐ事が可能だとニュースで聞いた事があります。
当院で行なっているPMTCは最後にフッ素を塗り、その後1時間程度飲食を控えて頂いています。
出来るだけ長い時間フッ素を停滞させる為ではありますが「暑いので、お水が飲みたくなったら無理せず、お体優先で飲んで構いません」と注意事項も変えてお伝えするようにしています。
フッ素を塗る前に水分補給して頂いても構いません
状況に合わせ行動を選び、まだまだ続く暑さに注意して過ごしましょう