こんにちは。
歯科医師の川崎です。
先日、長男の乳歯が抜けました。歯はどうするの?と聞かれたのでいろいろ調べてみました。
昔の日本は抜けた上の歯は床下へ、下の歯は屋根の上に投げれば大人の歯が投げた方向にきちんと生えてくると言われていました。
ほかの国を調べてみたら、アジアの多くの日本と同じように上の歯は下へ、下の歯は上へ投げる国が多いようです。
欧米諸国では、アメリカだと抜けた歯を枕の下に置くと、眠っている間に歯の妖精が持っていき、代わりにお金を置いて行ってくれるみたいです。フランスでは歯の妖精の代わりにちびネズミがコインやお菓子を置いて行ってくれると言われています。生きている間に歯がどんどん伸びてくるネズミは強い歯の象徴となっており、ネズミの丈夫な歯にあやかり子供もネズミのように丈夫な歯になるようにと願う風習がヨーロッパの多くに国にあります。
欧米諸国では歯の妖精やちびネズミからの贈り物が貰えるので、歯が抜けるのを心待ちにしている子供も多いようで、歯の生え変わりの時期は第二のサンタクロースといわれるくらい楽しみなものです。
歯医者が歯を抜かれるところじゃなく、日本でもこのような楽しい話があれば、子供の歯がぐらぐらで歯医者さんで抜くことになったとしても、プラスの感情をもって歯医者さんに来てくれるのではないかと思いました。