こんにちは。歯科医師の大川です。
朝晩と涼しくなり肌寒く、秋というか初冬のように感じている私ですが、皆様お変わりはありませんか?
季節の変わり目ですから、くれぐれもご自愛ください。
さて、私がこの馬見塚に勤務して約28年(?)になります。
その中で15年近く歯科訪問診療に携わせていただきました。(馬見塚では約30年行っています。)
当医院での歯科訪問に至るケースは、通院患者さんからの移行、ケアマネージャーさんに聞いて教わった、関連施設からの紹介などがあります。
先日、訪問先に伺った際に遊びに来ていたご友人の方々にマジマジと観られ、いろいろな質問を受けました。その中で再確認したことが、まだまだ歯科訪問の認知度が低いという事と訪問診療で何が出来るのかをご存知ないという事でした。
改めて調べてみると国民の約42%近くが歯科訪問を知らない。また25%くらいがなんとなく知ってはいるが、具体的な依頼する手順がわからない。など悲しい現実が、、、、訪問診療の90%以上がご高齢の方で、その中の65%近くが歯科治療の必要性があるのに治療を受けられている方は、2〜3%くらいだそうです。
ちなみに歯科訪問治療でできることはを大きく以下に記載します。
1,う蝕治療、歯周治療、外科(抜歯)
2,義歯新製作、義歯の調整
3, 口腔衛生管理(口腔衛生指導、口腔ケア)
4,摂食嚥下指導及び検査、食事形態指導(当医院では未対応です。)
です。
しかし、患者さんの体調や訪問回数、診療時間、態勢など色々と加味すると必ずしも十分な質での提供ができる訳ではありません。
やはり元気なうちに歯科医院へ通院し、治療して、お口の環境を整えることが大事です。そして、口腔衛生管理を定期的に行うことでその状態を維持して欲しいと願います。もちろん急なトラブルには対応するので、遠慮せずに問い合わせください。