春っていつのことかしら?というくらいあっという間に初夏。夏ですよこの暑さ!衣替え大丈夫ですか?
こんにちは、歯科医師の佐藤です。
小さい頃の記憶、よく噛んで食べましょうと言われてました。
ひと口で30回。相当な回数である。
柔らかい食べ物が中心の現代では30回も噛まずとも食べ物を飲み込めてしまう。そもそも30回も噛んでいたら食事に時間がかかってしょうがない。大好きなラーメンも伸びてしまう。よく噛むことは現代ではオワコン(死後?)な都市伝説なのだろうか?
いやいや、そんなことはない。
大人にとっては食べ物の消化吸収を助け、脳の活性化にもつながるし、ここ数年お口の機能低下は「オーラルフレイル」といって身体に悪影響をもたらすから口腔機能低下症として治療しようなんて話もあったり。子供では「口腔機能発達不全」といって歯並びや口呼吸、顔つきへの影響などが言われています。子供の成長期に口まわりの使い方を身につけておくことはその子の人生にとってとても有益なことです。
今も昔もよく噛むことは人類にとって健康を保つためにとても大切なんです。よく噛むことで得られることがたくさんあります。詳しいことは歯医者さんに行かなくても検索すればいろいろ出てきます。調べてみよう!
よく噛んで食べることはAIには代わることができない人間の大切な生命活動なんです。
こんなメリットをいちいち考えなくても、食べ物になった生命に感謝して味わうようにすれば自ずとよく噛むようになれるかな。よく噛んで食べなさいなんて言わなくても、そばにいる大人がよく噛んで食べていればそれをみて子供もよく噛んで食べるようになるのでは。栄養ドリンクやゼリーなんかも仮想固形物としてよく噛みながら飲んでみてもいいかもしれない。よく噛めないと感じる人は歯医者さんに相談して診てもらいましょう。虫歯や歯ぐきの治療が必要かもしれません。
食事のときに思い出してください。
食べ物はよく噛んで味わって食べましょう。
ひと噛みひと噛みが自分の健康につながっていきます。