こんにちは、歯科医師の川崎です。
私にはもうすぐ4ヶ月になる娘がいます。先日、娘と一緒にお風呂に入っていて、職業柄でしょうか、ついつい口の中を見てみました。すると、娘の歯茎のところに白いものを発見しました。
これは上皮真珠というもので、歯の生える前の赤ちゃんに見られるものです。歯を形成する組織が吸収されずに残り変化したものと言われています。見た目が真珠に似ているため、『上皮真珠』と呼ばれ、新生児の発生頻度は80%ほどです。痛みなどの自覚症状はなく、乳歯が生える頃に自然と吸収されたり、脱落するため、治療する必要はありません。
甥っ子にも上皮真珠が出来て、義理の妹が歯茎に歯が生えてきたと心配していました。お口の中のことで不安や心配な事があれば、歯科医院で一度見てもらってはいかがでしょうか。