こんにちは、歯科医師の田村です。
先月の事なのですが、中国から来た御高齢の方の治療をさせて頂く機会がありました。
その方は日本にお住まいの娘様を訪ねて来日中で、お口の中に問題が出た為当院を受診されました。
御本人は日本語が全くわからない為、娘様に通訳をお願いして治療をおこなっていました。
そんな中、ある日ちょっとしたアクシデントが起きました
それは、娘様が付き添いでいらっしゃらなかったのです。そのため、症状をお聞きしても通じず、筆談もトライしてみましたが上手く伝わらず途方に暮れてしまいました。
最終的には娘様がおみえになり事なきを得たのですが、言葉が通じない事は大変な事だと改めて感じました。
そして、その方は人柄も良くいつも笑顔を絶やさない方なのでうまく話を聞けない事が本当に申し訳ないと思いました。
この方の笑顔は本当に純粋な少年のような感じで見ていて気持ちがよかったのです。
言葉が通じなくても気持ちを伝える方法があるんだと再認識しました。
残念ながら現在は帰国された為お会いする事は出来ませんが、あの笑顔にもう一度会いたいと思います。
皆さんにとって歯科医院は基本的に行きたくないところだと思います。
そんな中、来て頂いた時に少しでも気分がまぎれるように笑顔でお迎え出来るようにしなければと思ったのでした。