こんにちは、歯科医師の大川です。
もう葉桜となってしまいましたが、満開だった桜はとても心を癒してくれますね!
さて、今年は花粉の量が昨年の倍とのことですが、皆様花粉症で悩んでいたりしませんか?
私は大丈夫なので、今のところ花粉症のつらさが分かりません。
しかしながら、うちの3歳の子供が今年になり、朝起きると目の周りが赤く、腫れぼったい感じだったり、くしゃみ、咳などが続き、風邪かな?もしかしたら花粉症?かなと心配していました。
あまりにも症状が変わらないので、小児科に行って血液検査をしたところ、恐れていた通りスギとヒノキの花粉にアレルギー(IgEアレルゲン)がありました。それも、スギに関しては評価上Maxのクラス6で数値上は100.00UA/mLでした。
少し花粉症について調べてみました。
本来、花粉は無害なものにも関わらず、花粉(アレルゲン(抗原))が身体の中に入って来た時、感作が起きてしまうことで、身体の中でIgE抗体が出来てしまい、再び花粉が入って来たときに攻撃してしまうのです。その反応が強いことで、くしゃみ、鼻水、かゆみ、咳などのアレルギー症状が出ます。
実は人により、このIgE抗体を持っていても発症しない人もいたりするのですが、それは許容量(よく大きなバケツなのか小さなバケツなのかで表しますね)が個人個人で異なり、許容量を超えた年から、急に発症するようです。
原因としては大量の花粉以外に、ストレス、大気汚染、食生活、綺麗すぎる環境がアレルギー疾患を増やしているとも言われています。(スギとヒノキの花粉飛散量は過去の10年間と最近の10年間では倍近く増えています。)
また、花粉症を持つ子供は特定の果物や野菜に対して口の中がかゆくなることもあり、スギとヒノキのアレルギーの場合、食べ物としてマンゴーやトマトなどがだめな場合がある様です。
今まで大丈夫でも今後は気をつけて見ていかないといけないと思いました。
また、小さい頃から花粉症になる子供は,他のアレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、アトピーやら喘息、ダニ、ハウスダストなど)のリスクも高くなるようなので、早い段階で薬などによる発症の軽減なりが必要とのことでした。薬を与えたくないからと、後手を踏んでしまうとより強い薬が必要になってしまうこともあるそうです。
今出来る対策としては、帽子、マスクや眼鏡などでなるべく花粉を取り入れないように予防することなのですが、なかなか理解してくれません。外から帰ってきた際に、含嗽手洗いの他、服についた花粉を落とすこと、もしくは濡れタオルで拭くなど予防をしてあげないといけません。
そうすることで、部屋の中での症状が良くなるそうです。
治療法としては免疫療法が良さそうですが、これに関しては今後、先生と相談して決めていきたいと考えています(年齢制限があるそうです)。
どんな病気もなるべく予防することで疾患に罹ってしまっても、その疾患の進行や症状の軽減をおこなえます。アレルギーはまだ全部解明出来ていないのが現状ですが、なるべく予防して悪化させないようしてあげたいです。